旧式ランドローバー車用スイベルグリスについて

 当社で販売中の旧式のランドローバー車用のスイベルグリスの特徴について説明しようと思います。

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まずは「ちょう度」というものについてです。
「ちょう度」とはグリスの硬さをあらわす基本物性値で、グリスのどろどろ感(硬さ・軟らかさ)を示しています。
ちょう度の数値は大きくなるにつれて軟らかいグリスとなります。
この他にちょう度No.(ちょう度番号)というものがあり、こちらは番号が大きくなるにつれて硬いグリスとなります。

 

ホームセンター等で売っている一般的なモリブデングリスはNo.1に対して、スイベルグリスはNo.0に値しているため一般的なモリブデングリスよりもかなり柔らかく、シャビシャビな感じです。
スイベルグリスはフロントのスイベルハウジング内専用のモリブデングリスです。ハブベアリング等、他の足回りに使用するグリスではございませんので、ご注意ください。他の足回りにはリチウムグリスを使用します。
中にはホームセンター等で売っている一般的なモリブデングリスにオイルを足して硬さを調整して使用している方もいらっしゃるようですが、これは面倒なので、専用のスイベルグリスを使用するのが一番良いです。
グリスのちょう度についてはいろいろなところで説明・紹介されていますので、Google等で「グリス ちょう度」と検索してみると良いかと思います。


次はスイベルグリスのチューブ容器についてです。
チューブ容器もメーカーによって注入口が異なっているので、紹介です。
純正品や一部の社外品はこのようなチューブ容器になっていますが、

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 これは○で囲んだ先端部分をハサミ等で切って一度開封すると再度封をすることができないため、基本的に開封したら一回で使い切らなければなりません。

 

 しかし、現在当社ヤフーショッピングにて販売中のBRITPART製のものはこのようになっています。

f:id:asahipartsoda:20200227145730j:plainこちらは注入口がスクリューキャップのタイプになっていて、注入用のホースも付属しています。
スクリューキャップのタイプであれば開封しても再度キャップする事ができるので、余った場合の保管にも便利ですので、おすすめです。
また、純正品や一部の社外品と違ってチューブ容器が上の箱の中に入っているため、何らかの衝撃で破裂といったこともある程度防げます。

 

 

 

以前のスイベルグリスの紹介、ご注文は下記ページよりお願いします。
https://asahipartsoda.hatenablog.com/entry/55871178

・商品ページ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/asahimotors/t842.html